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服にシミが付いてしまった時…
洗濯機で洗って落ちれば良いですが、シミが残ってしまう場合があります。クリーニングに出すより、出来れば節約のために自分でシミが落とせたら一番ですね。
実は…食べこぼしなら家庭で8割ほどが落とせます。
でも、衣類の素材やシミの状況によって難しい場合もあります。そんな時は無理をせず、クリーニング店に依頼しましょう。ちなみに、クリーニングは「染み抜き無料」の店がおすすめですよ。
それでは、クリーニング師が教える!簡単にで出来る家庭の染み抜き方法を紹介しましょう。ここで紹介する染み抜きは、食べこぼしのシミなどに有効です。
インクや塗料などのシミは薄くなるかもしれませんが、落ちない可能性があります。これらのシミは無理をせずにクリーニング店を利用しましょう。クリーニング店は染み抜きが別料金の店があるので要注意。
※近所に良い店が無い場合…
「宅配クリーニング リネット 」は送料無料・染み抜き無料でおすすめです。仕上がりが早いことでも知られ、業界でもトップクラスに人気あるクリーニング店です。日本全国で利用可能。
「台所用洗剤」
普段の食器洗いで使っているものでOK。
「液体タイプ酸素系漂白剤」
塩素系は× 酸素系を使います。
「セスキ炭酸ソーダ」「重層」
アルカリ剤です。これでパワーアップ!
「クエン酸」
最後に酸性でアルカリを中和します。
染み抜きの前に…
●ムリをすると生地を傷める場合があります。難しいと感じたらその時点で止めましょう。
●シルクなどデリケート素材はおすすめ出来ません。クリーニング店に任せましょう。
●ダウンは輪ジミが起きやすいので、クリーニング店に任せる方が良いでしょう。
●基本的に水洗いが出来ないモノは染み抜きが出来ないと考えましょう。
●濃色なデザインの服は色落ちに注意。色が出る場合は家庭の染み抜きは難しいです。
① 台所用洗剤で染み抜き
シミ部分に「台所用洗剤」をつけ歯ブラシでトントンします。
台所洗剤だけでシミが落ちたら終了です。
もしまだシミが残っていたら次のステップに進みます。
②酸素系漂白剤を使った染み抜き
残っているシミに「セスキ炭酸ソーダ」(もしくは「重層」)をかけ、「液体の酸素系漂白剤」を大さじ一杯分ほどシミにかけます。
※セスキ炭酸ソーダ・重層はアルカリ剤。
③ 加熱します
漂白とアルカリ剤をシミにつけたら、次は加熱します。
加熱方法はドライヤーでも、コップに熱湯を入れかけてもOK。
5分~10分ほど熱をかけるのが効果的。火傷に注意。
④ 中和する
アルカリ剤を使用しているので、「クエン酸水」(粉末のクエン酸を水で薄めたもの)をシミ部分に流し込み中和します。この時に少し泡が出ます。
以上です。
今までの①~④で染み抜き工程は終了ですが、強いシミであれば簡単には落ちませんので①~④の作業を数回繰り返してみましょう。基本的に①~④の工程を1回だけで終了はほぼ無いと考えましょう。
一般的に、3~4回ほど繰り返す必要があります。繰り返しやってみて、全く薄くならない・変化が無い場合は、それ以上やってもシミは取れません。
その場合は無理をせず、クリーニング店に任せた方が良いでしょう。
⑤ 最後に
染み抜きをした後は、必ず洗濯機(or手洗い)で洗うようにして下さい。アルカリ剤が残っていると生地が傷みます。
染み抜きをした後に洗うのは、洗剤の残留をなくすためです。
染み抜きの際にアルカリ剤(セスキ炭酸ソーダ・重層)を使用しています。もし、衣類にアルカリが残っていると変色や生地の劣化の原因になります。
※注意点 水洗い出来ない衣類は家庭で染み抜きは出来ません。
ここで紹介している「染み抜き方法」は、とっても簡単な方法で良く落ちます。でも、徹底的に落とす方法ではありません。もっとマニアックな方法もありますが生地を傷めるリスクも高まります。
もし、もっとマニアックな方法を知りたい方はネットで調べて見て下さい。ただし、ここで紹介する方法で落ちない場合は、素直にクリーニング店に任せるのがおすすめです。
ここで紹介している染み抜き方法で落ちるか否かで、クリーニングに出すかの基準にしてみては如何でしょうか。家庭染み抜きは自己責任です。難しいと感じた場合は無理は禁物です。